道後温泉(愛媛) 道後温泉本館
道後温泉本館 HP http://www.dogo.or.jp/
愛媛県松山市道後湯之町5-6 ℡089-921-5141
「霊の湯」「神の湯」 アルカリ性単純温泉 源泉かけ流し 塩素消毒あり
道後温泉には28本の源泉があり、その内17本の源泉が汲み上げ可能な源泉で、その各源泉を4ヶ所の分湯場に集め、そのお湯を道後温泉本館・椿の湯をはじめ、周辺のホテル・旅館へ配湯しています。これらの源泉は温度も湧出量もすべて異なり、最も温度の低い源泉は20℃程度、最も高温の源泉は55℃程度で、平均43度前後に調整。
道後温泉は、日本国内でもひときわ古い3000年もの歴史を持つ温泉と言われています。
史実上の記録に登場する温泉として見ても、道後温泉は日本最古級の歴史を持つと言われ、道後温泉にある小高い山から、約3000年前の縄文中期の土器・石鏃(せきぞく)が出土したため、当時、縄文人がもく浴していた可能性が高く、道後温泉が日本最古の温泉と言われる根拠となっているそうです。
道後温泉本館は、「神の湯」と「霊の湯」という二つの浴室と、それぞれの休憩室など、4つの入浴コースと皇族専用の「又新殿」からできています。
道後温泉本館は、明治27年に建築された歴史ある建物(近代和風建築)で、明治時代の温泉施設が、こんなにきれいに残っているのは日本でここだけ!共同浴場番付においては、東の湯田中温泉大湯と並び西の横綱に番付けされています!
温泉も建物も最高!!
1994年に国の重要文化財として指定・2009年、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定・2009年3月、ミシュランガイド(観光地)日本編において2つ星に選定!
東向きに建つこの建物は、明治32年に建てられ、三層の屋根がある部分は、日本で雄一の皇族専用の浴室「又新殿」の入口です。
なるほど なるほど 日が昇る方向から入るんだぁ。
明治から昭和まで、皇族のご入浴は10回あり、昭和天皇は昭和25年に来浴されています。
入浴券は正面入口の横で購入。
私達は、温泉と建物がのんびりと楽しめる「霊の湯・3階個室」券を購入。
土曜日と言う事もあって、観光客だらけで、3階個室は満室状態だったんですが、タイミングよく空室が出て、3階個室券ゲット!!
入浴券は、この4コース やっぱし私のお勧めは、「霊の湯3階個室」!!
「神の湯階下」(400円):神の湯に入る。休憩室なしで一般的な銭湯と同じ。
「神の湯2階」(800円):神の湯に入浴し、2階の大広間で休憩。
「霊の湯2階」(1200円):霊の湯、神の湯に入浴し、2階の広間(神の湯とは別)で休憩。
「霊の湯3階個室」(1,500円):霊の湯、神の湯に入浴し、3階の個室で休憩。
1階の受付で入浴券を渡し、案内係の方が3階の個室まで案内を。さすがに手荷物は持ってくれないが、旅館に来たみたいでワクワク♪♪
ジャジャーン♪
部屋に入ると、歴史を感じるいい雰囲気の純和風部屋。
落ち着いた雰囲気が心を和ませてくれます。
窓の外は、ビルが並ぶ街の景色なのですが、部屋の中にいると不思議に別世界の空間にいるような感じがしました。
こちらの部屋は80分借りることができ、湯上りには、道後名物の「坊ちゃん団子」とお茶が接待されます。またこのコースは、日本雄一の皇族専用の浴室「又新殿」の観覧がセット。
さてと 時間に限りがあるので、そろそろ浴衣に着替えて「霊の湯」「神の湯」へ!!
こちらは2階の「霊の湯」の男女それぞれの入口。ここから階段を降りていきます。浴衣着用!!
「霊の湯・男子浴室」
浴室に入ると、目の前に石造りの浴室浴槽が! なんとなんと 浴槽には庵治石や大島石、壁には大理石を使うなど、造りは贅沢。木造の浴室とは違う美しさ、暖かさを感じさせ、また歴史も感じさせる豪華な浴室に浴槽。ホンマ素晴らしい!
お湯は、愛媛県の条例により塩素が加えられているのですが、少し熱めでヌルめのある肌に優しい温泉♪ 気持ち良かったぁ♪
「神の湯・男子東浴室」
「神の湯」の男湯には西浴室と東浴室の二つがあり、「霊の湯」に比べると少し広めの浴槽になっています。また豪華さは若干落ちますが、とは言っても豪華な美しい浴室に浴槽!!
ただ残念なのは、あまりにも沢山の入浴客で、浴槽内は一杯一杯。落ち着いて の~んびりしたかったなぁ。
「霊の湯・女子浴室」
「神の湯・女子浴室」
道後温泉本館には、皇族の方が道後へ来られた際、温泉にお入りいただくために造った日本で雄一の皇族専用の浴室「又新殿」があり、案内係による説明・観覧ができます。
手前から奥へ「前室」・「御居間」・「玉座の間」と続き、その横には警護の人が控える「武者隠しの間」もあり、奥の「玉座の間」は、天皇陛下だけがお使いになられた部屋だそうです。建築様式は桃山時代風の優雅なもので、畳は備後表の高麗縁、欄間にはしめどり、いかるがの透彫り、天井は高麗張りの桐の3枚重ね、ふすまは金箔に極彩色の枝菊が描かれている豪華絢爛なもの。そして建具類は、全て極上の漆が用いられた輪島塗りで、建築以来一分の狂いも生じない建てつけとなっているとの事です。ホンマすみからすみまで優雅な造りです。是非 生で見てください!
「御手洗所」も畳敷き。未使用だそうです。
浴槽は、御影石の中でも最上のものとされている香川県の庵治石を用い、正面の湯釜に大国主命、少彦名命の両神像を刻んだ宝珠があります。
今回 道後温泉本館では、温泉はもちろん建物も凄く楽しめ、あっと言う間に時間が経ってました。道後温泉本館を満喫したいなら、霊の湯・神の湯入浴と三階個室での休憩に又新殿の観覧がセットになった「霊の湯三階個室」がお勧め!別世界の空間を感じさせるような落ち着いた雰囲気が心を和ませてくれるはずです。
「坊ちゃんの間」
ちなみに、道後温泉本館は、夏目漱石の小説『坊ちやん』(1905年)にも描かれているし、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになったといわれています。油屋は、木造による重厚な重層構造の共同湯として描かれており、実際に、製作スタッフが道後温泉に逗留し、近代和風建築である本館のスケッチを行った記録もあり、製作元も道後温泉本館がモデルであるとは明言していないものの、大いに参考にした場所として紹介されているそうです。
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愛媛県松山市道後湯之町5-6 ℡089-921-5141
「霊の湯」「神の湯」 アルカリ性単純温泉 源泉かけ流し 塩素消毒あり
道後温泉には28本の源泉があり、その内17本の源泉が汲み上げ可能な源泉で、その各源泉を4ヶ所の分湯場に集め、そのお湯を道後温泉本館・椿の湯をはじめ、周辺のホテル・旅館へ配湯しています。これらの源泉は温度も湧出量もすべて異なり、最も温度の低い源泉は20℃程度、最も高温の源泉は55℃程度で、平均43度前後に調整。
道後温泉は、日本国内でもひときわ古い3000年もの歴史を持つ温泉と言われています。
史実上の記録に登場する温泉として見ても、道後温泉は日本最古級の歴史を持つと言われ、道後温泉にある小高い山から、約3000年前の縄文中期の土器・石鏃(せきぞく)が出土したため、当時、縄文人がもく浴していた可能性が高く、道後温泉が日本最古の温泉と言われる根拠となっているそうです。
道後温泉本館は、「神の湯」と「霊の湯」という二つの浴室と、それぞれの休憩室など、4つの入浴コースと皇族専用の「又新殿」からできています。
道後温泉本館は、明治27年に建築された歴史ある建物(近代和風建築)で、明治時代の温泉施設が、こんなにきれいに残っているのは日本でここだけ!共同浴場番付においては、東の湯田中温泉大湯と並び西の横綱に番付けされています!
温泉も建物も最高!!
1994年に国の重要文化財として指定・2009年、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定・2009年3月、ミシュランガイド(観光地)日本編において2つ星に選定!
東向きに建つこの建物は、明治32年に建てられ、三層の屋根がある部分は、日本で雄一の皇族専用の浴室「又新殿」の入口です。
なるほど なるほど 日が昇る方向から入るんだぁ。
明治から昭和まで、皇族のご入浴は10回あり、昭和天皇は昭和25年に来浴されています。
入浴券は正面入口の横で購入。
私達は、温泉と建物がのんびりと楽しめる「霊の湯・3階個室」券を購入。
土曜日と言う事もあって、観光客だらけで、3階個室は満室状態だったんですが、タイミングよく空室が出て、3階個室券ゲット!!
入浴券は、この4コース やっぱし私のお勧めは、「霊の湯3階個室」!!
「神の湯階下」(400円):神の湯に入る。休憩室なしで一般的な銭湯と同じ。
「神の湯2階」(800円):神の湯に入浴し、2階の大広間で休憩。
「霊の湯2階」(1200円):霊の湯、神の湯に入浴し、2階の広間(神の湯とは別)で休憩。
「霊の湯3階個室」(1,500円):霊の湯、神の湯に入浴し、3階の個室で休憩。
1階の受付で入浴券を渡し、案内係の方が3階の個室まで案内を。さすがに手荷物は持ってくれないが、旅館に来たみたいでワクワク♪♪
ジャジャーン♪
部屋に入ると、歴史を感じるいい雰囲気の純和風部屋。
落ち着いた雰囲気が心を和ませてくれます。
窓の外は、ビルが並ぶ街の景色なのですが、部屋の中にいると不思議に別世界の空間にいるような感じがしました。
こちらの部屋は80分借りることができ、湯上りには、道後名物の「坊ちゃん団子」とお茶が接待されます。またこのコースは、日本雄一の皇族専用の浴室「又新殿」の観覧がセット。
さてと 時間に限りがあるので、そろそろ浴衣に着替えて「霊の湯」「神の湯」へ!!
こちらは2階の「霊の湯」の男女それぞれの入口。ここから階段を降りていきます。浴衣着用!!
「霊の湯・男子浴室」
浴室に入ると、目の前に石造りの浴室浴槽が! なんとなんと 浴槽には庵治石や大島石、壁には大理石を使うなど、造りは贅沢。木造の浴室とは違う美しさ、暖かさを感じさせ、また歴史も感じさせる豪華な浴室に浴槽。ホンマ素晴らしい!
お湯は、愛媛県の条例により塩素が加えられているのですが、少し熱めでヌルめのある肌に優しい温泉♪ 気持ち良かったぁ♪
「神の湯・男子東浴室」
「神の湯」の男湯には西浴室と東浴室の二つがあり、「霊の湯」に比べると少し広めの浴槽になっています。また豪華さは若干落ちますが、とは言っても豪華な美しい浴室に浴槽!!
ただ残念なのは、あまりにも沢山の入浴客で、浴槽内は一杯一杯。落ち着いて の~んびりしたかったなぁ。
「霊の湯・女子浴室」
「神の湯・女子浴室」
道後温泉本館には、皇族の方が道後へ来られた際、温泉にお入りいただくために造った日本で雄一の皇族専用の浴室「又新殿」があり、案内係による説明・観覧ができます。
手前から奥へ「前室」・「御居間」・「玉座の間」と続き、その横には警護の人が控える「武者隠しの間」もあり、奥の「玉座の間」は、天皇陛下だけがお使いになられた部屋だそうです。建築様式は桃山時代風の優雅なもので、畳は備後表の高麗縁、欄間にはしめどり、いかるがの透彫り、天井は高麗張りの桐の3枚重ね、ふすまは金箔に極彩色の枝菊が描かれている豪華絢爛なもの。そして建具類は、全て極上の漆が用いられた輪島塗りで、建築以来一分の狂いも生じない建てつけとなっているとの事です。ホンマすみからすみまで優雅な造りです。是非 生で見てください!
「御手洗所」も畳敷き。未使用だそうです。
浴槽は、御影石の中でも最上のものとされている香川県の庵治石を用い、正面の湯釜に大国主命、少彦名命の両神像を刻んだ宝珠があります。
今回 道後温泉本館では、温泉はもちろん建物も凄く楽しめ、あっと言う間に時間が経ってました。道後温泉本館を満喫したいなら、霊の湯・神の湯入浴と三階個室での休憩に又新殿の観覧がセットになった「霊の湯三階個室」がお勧め!別世界の空間を感じさせるような落ち着いた雰囲気が心を和ませてくれるはずです。
「坊ちゃんの間」
ちなみに、道後温泉本館は、夏目漱石の小説『坊ちやん』(1905年)にも描かれているし、宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになったといわれています。油屋は、木造による重厚な重層構造の共同湯として描かれており、実際に、製作スタッフが道後温泉に逗留し、近代和風建築である本館のスケッチを行った記録もあり、製作元も道後温泉本館がモデルであるとは明言していないものの、大いに参考にした場所として紹介されているそうです。
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by aki-3a
| 2010-02-20 16:39
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